2025年に自分がどこのエリアの投資信託を買うかのまとめです。2024年とあんまり変わらない感じになりそうです。
尚、あくまで個人的な心境のメモなので、投資判断は各個人で行ってください。
前提の予想
投資エリアを選ぶ上で考慮している大前提は以下の通りです。
- 国内金利上げ、海外(米国)金利下げ
日本では金利上昇の動きが予想されます。一方で、米国では利下げの方向性が示唆されており、これが市場にどのような影響を及ぼすかを注視しています。 - 為替は円高方向
どうなるやらわからないところではありますが、金利差縮小に伴って円安から円高への動きが予測される中で、外貨建て資産への投資にどの程度リスクを取るかがポイントになりそうです。まあ、金利関係なく、円安に行く可能性もあります。 - インフレは継続
色々手が打たれるとしても、インフレは今後も継続する前提です。インフレに対する耐性のある資産クラスを意識した投資が重要になりそうです。 - 景況感はそんなに悪化しない
世界的な景気後退の懸念は多少ありますが、極端に悪化するシナリオは見込んでいません。半導体銘柄とか、特定の業種が弾ける可能性はあるかもですが。
投資カテゴリ毎の判断(株式)
先進国株式(主に米株式)
先進国株式、特に米国株式は引き続き安定した成長が期待できます。
一方で、株式市場全体のバリュエーション(株価の割高感)には注意が必要で、現在の株価は割高に感じられる部分もあり、慎重な姿勢が必要です。
また、為替が円高に振れた場合、円建てでの投資リターンが抑えられる可能性があります。
積立投資としての魅力は依然として高く、「オールカントリー(オルカン)」のような幅広く分散された投資信託をコアとして持ち続ける方針は引き続き有効そうですね。
とはいえ、積立以外に積極的に買い増すかというと判断は難しいところで、短期的に積み増す場合は、市場調整局面など、タイミングを見極める必要がありそうです。
日本株式
なんだかんだ上昇余地の大きいゾーンで、割安感はまだまだあります。
個別株などを見ていても中堅企業の株式はまだまだ割安ですし、割安な良い会社はなんかそのうちTOBされたりしており、個別株にリスクを取ればボーナスも期待できそうです。
もちろん、先行きを見ると人口減とか色々と構造的な課題が満載なわけですが、とはいえ課題満載なのはどの地域もそうなので、日本だけ格別に問題があるとみるのはちょっと悲観的すぎるようにも感じます。
個人が中堅企業を選択的に買うのは全然まだまだありうると思いますし、大企業はなんだかんだ落ちても這い上がってくるので、TOPIX連動の日本株投資信託とかは多めに貼っても問題ないかなぁ、と感じるところですね。
爆発的に儲かるかはともかく、買って寝る分には問題ないのではないでしょうか。
というわけで、国内株式型インデックスを積立設定するし、下がったタイミングでは積み増していきたいかなぁ、と考えているところです。
個人的には引き続き資産クラスとしてはポジティブにとらえています。
(とか、去年も一昨年もその前もずーっと思ってて、結局オルカン買ってた方が強かったわけですが…)
投資カテゴリ毎の判断(債券)
先進国債券
これから海外で金利が下がるとすると、債券価格は上がりやすいですが、一方で円高になるとそちらの方がリターンには効いてくるというジレンマです。
あと投信で買う場合、為替抜きの利回りが購入時点で確定しないのも課題ですよね…。わかりづらい…。
株式と債券でバランス投資、という考え方はありますが、逆相関なわけでもないので、単にローリスクローリターンの金融商品ぐらいの意味合いしかなさそうな気もしています。
正直、外貨預金とそう変わらない気もしますし、外貨預金だとわかりやすい金利増加キャンペーンもあります。
その点、利回り確定する米定期預金でもした方がいいのかー?みたいな気持ちにもならなくはないです。
ただ、外貨預金をタイミングを見て購入するのは面倒ですし、先進国株式にそんなにガッツリ入れるのか?というのもあるので、積立でちょこちょい買うにはいいかなーと感じてはいます。
どうせそんなに儲かりも損もしないので、NISAの枠外で買っておいて、塩漬けにしておくかー、などと思っているところですね。
国内債券
金利上昇局面なので、買う意味が見出せないので買わない予定です。
もう少しリスクを取るとREITになるのかなーというような印象であり、枠としてはREITを買った方がいいのでは…と思います。
あとは足元で0.5%以上の金利が付く定期預金は結構出てきているので、ローリスクにキャンペーンものの定期預金とかでもいいかもしれないですね。
投資カテゴリ毎の判断(その他)
REIT
海外REITは正直よくわからないですが、海外REITを買うなら別に海外債券や先進国株式買えばいいのでは?といった印象があります。
国内REITはゴミ捨て場という話もあるものの、とはいえ都心部不動産や流通施設・宿泊施設の価値自体が暴落することはあまりなさそうです。
また、足元で不動産賃貸相場が上がりはじめていることを踏まえると、そんなに悲観するものでもないのでは、と考えています。
金利上昇局面で弱いのはあり、足元そんなにポジティヴではない状況ではありますが、都心部不動産の堅調な需要を考慮すると長期的には回復が期待できます。
安値圏では買ってもいいんじゃないかと思っている枠ですね。
一回金利上がったら材料出尽くしとかいって上がるのではないかなー。
新興国
基本的に新興国はボラティリティが高く、ミドルリターンハイリスクなので触らなくていいかなーと思っています。
また、新興国の成長はグローバル大企業も享受しており、オールカントリーなどの分散投資信託を通じて、グローバル大企業から間接的にリターンを享受すれば十分なのでは理論です。
暗号資産とか金
たぶん投機としてはポジティブな機会が多そうであり、ちゃんとタイミングを見れば儲かるんだろうなぁ…と思っています。実際、ビットコインなんかガンガン価格は上がってるし…。
が、株式や債券と異なり、「それ自体が何らかの価値を生み出していないもの」を資産として持って運用するというのがぼくのポリシーに合わないので永久に触らないつもりです。
短期の投機対象としては有望だが、長期的に価値を生む資産クラスではないという認識なんですよね…。
全体
これらを踏まえ、以下の投資スタンスで2025年を進めていく予定です。
- 国内株式(TOPIX)を中心に、割安な成長余地を期待。
- 先進国株式(オールカントリー)は長期投資の柱として堅持。
- REITや先進国債券は少額で分散効果を狙う。
- 新興国や暗号資産などリスクが高い分野は引き続き見送り。
円高リスクや金利変動を考慮しつつ、バランスよく資産を成長させられれば、って感じですね。来年も良い感じに資産運用できるといいですねぇ…。