一時期、メインカードとしての汎用性の強さが際立っていたdカードゴールドくんも、色々な環境変化があり、かなり普通のカードになってしまいました。
加えて、来年から200万円利用時の22000円分のクーポン付与がなくなったので、見切りをつけて次のカードに変更することにしました。
変更先は前から目を付けていた、「三井住友カードプラチナプリファード」です。メインカードとして有用なポイントと、他カード比較で強い部分・弱い部分をまとめておきます。
尚、ぼくはアフィリエイトサイトは利用していないので、記事内にカード契約はこちら!という案内はないので、完全に趣味の記事です。
三井住友カードプラチナプリファードの概要
年会費
年会費33000円、通常決済の還元率が特典抜きで1%のプラチナカードになります。
年会費は結構高めですが、クレカ積立の特典ポイントが強烈なので、基本的にペイできます。
プラチナカードといえば、食事に行くと1人分のコースが無料になる特典とか、ゴルフ場予約サポートなどがメインの印象がありますが、そういったラグジュアリー系特典ではなく、ポイント還元に特化したプラチナカードになります。
概ね年間100万円以上の年間決済金額があり、SBI証券でのクレカ積立60万円を実施している、ポイント還元重視の方を対象にしたカードのイメージですね。
基本的なポイント特典
まず、新規や切り替え後、3か月後までに40万円利用すると4万ポイントの付与があります。
三井住友カード(NL)及び三井住友カードゴールドをすでに持っている場合でも、切り替えで付与対象になるので、そこは安心です。
加えて、SBI証券でのクレジットカード積立投資に対して、なぜか5%のポイントが付与される特典があり、月5万円投資すると、年間3万ポイント獲得できます。
また、年間決済額100万円ごとに1万ポイントが翌年度に付与されます(MAX4万ポイントまで)
まとめると以下の通りです。
- 新規・切り替え時に3か月以内に40万利用で4万ポイント
- SBI証券のクレカ投信積立でMAX3万ポイント
- 100万円決済ごとに1万ポイント(実質+1%の還元)
概ね年会費はSBI証券での積立でペイ、新規特典や年間決済額の分だけポイントが上乗せされるイメージですね。
基本的な特典だけでもほぼ2%の還元率があります。
追加的なポイント特典
追加的な特典として、特定の店舗でのVISAタッチ決済で+6%~の還元が受けられます。
代表的な店舗としては、セブンイレブン・ローソンなどのコンビニ、マクドナルド・モスバーガーなどがあり、かなり使い勝手は良いです。
(なぜかファミリーマートは特約店から離脱しました)
なお、追加ポイントはVISAタッチ決済限定の特典ではありますが、ApplepayでVISAタッチ決済ができるようになったので、Applepayさえ登録してしまえば、iPhoneのみで特典対象となる決済は可能です。これは結構便利。
また、ETCの利用で+2%、特定のネット店舗利用で+n%など、色々な提携店舗で+αのポイントが付与されます。正直、ETCの利用でプラスポイントがあるのはかなり良いですね。
また、三井住友カードのポイントモールを経由することで、ネットショッピングで+αのポイントが付与されます。
ポイント以外の特典
一応プラチナカードなので、コンシュルジュサービスの利用や国内空港ラウンジの利用が可能です。
とはいえ、まあそんなに使わないですし、後者は永年無料のゴールドカードとかもあるので、あんまり必要ないものではありますね。
一方で、隠れた特典として、選べる保険がついており、その中にスマホ破損に関する保険があります。
購入後2年間という制限はありますが、5万円までの修理費が保障されるサービスなので、これは中々悪くない保険だと思います。
プラチナプリファードの留意点
クレカ投信積立の初期設定が結構めんどい(主にSBI証券関連)
結構強いプラチナプリファードですが、SBI証券利用が前提になるので、初期設定は若干面倒ではあります。
SBI証券でのクレジットカード投資設定をしないといけないのですが、SBI証券側のUIがかなりイケてないので、だいぶ迷います…。
SBI証券をすでに利用している前提になりますが、SBI証券側でのクレカ投信積立設定の手順としては以下の通りになりますので、適宜ご参照ください。
- SBI証券にログイン
- SBI証券の上部「投信」をクリック>ページ内「積立設定>設定一覧」をクリックして、既存クレカ投信積立対象を全削除(既存設定なければ不要)
- SBI証券の上部「投信」をクリック>ページ内「マイページ>クレカ設定」をクリック後、「解除する」から既存クレカ登録を抹消(既存設定なければ不要)
- SBI証券の上部「投信」をクリック>ページ内「マイページ>クレカ設定」をクリックして、新規クレカを登録
尚、SBI証券は上部「投信」>「積立投信」と画面遷移すると、なぜか「積立投信をはじめよう!」みたいなページに飛ばされるので、注意が必要です。マジでわかりにくい。
oliveアカウントは条件厳しいが、oliveアカウントなしでも問題はない
コンビニでのタッチ決済を+6%超に引き上げることも可能ですが、だいたいの特典がoliveアカウント紐づけが前提になっています。
そのため、三井住友銀行を利用していない場合はOliveアカウント前提の特典は頑張らないと活用できません。
まあ、+6%でも十分な還元率ですし、大口の買い物はしない店舗での特典なので、そこまで気にしていても仕方がないでしょう。
ぼくは宗教上の理由でメイン口座を変更できないので、oliveアカウントはあきらめました。
他のカードとの比較
ポイント還元率が1.5%以下の他カードより優位なので、メインカード向き
ポイント関連の特典が強烈で、100万円以上利用していれば年会費支払い後でも概ね1.5%以上の還元率があります(MAX2%ぐらい)。
そのため、ポイント還元率が1.5%以下のカードよりはだいたい有利です。
現実的に、どこで決済してもポイントが1.5%を超えるようなカードは現状他にあまりないので、メインカードに最適なカードです。
(一応、マイル系カードは特典航空券をしっかり利用するなら実質2%ぐらいの還元率あったりするので、ちょっと有利かもなーとは思います)
流通系・交通系カードで特定店舗での還元率は負けるケースある
高島屋などの百貨店やイオンなど、特定店舗で強いカードにはさすがに勝てないので、特定の店舗でよく買い物をするのであれば、サブカードの運用を考えても良いと思います。
ぱっと思いつくあたりでは、以下のあたりですかね。意外とあるな…。
- タカシマヤカードなどの百貨店系カード(平時で8%とか)
- イオンカード系(頻繁にクレカで5%還元してる)
- 三井ショッピングパークカード(三井不動産系モールでの還元率が2%~10%とか)
- JREカード(JR系・SUICAでの利用での還元率高い・JREポイントの実質価値が高い)
- ヨドバシゴールドポイントカードプラス(本が10%ポイント)
dカードゴールドとの比較
メインカードとして運用していたdカードゴールドとの比較でいうと、以下のような塩梅ですかね。dポイント自体は結構強い仕組みだったので、思ったよりも良し悪しはあります。
- 還元率はdカードゴールドの200万円決済特典がなくなったので、ドコモ利用していない場合はdカードゴールドよりも0,5%以上有利
- d払いでのd曜日対象のネットショッピングはdカードのほうが2~3%ぐらい強い。
- dポイントのランク差によって、dポイントの付与率が1.5%ぐらい下がるので、一部店舗ではdカードゴールドのほうが強いかも
ただ、d曜日が使いやすい枠組みだったかというと…という話はあるので、200万円特典がなくなったタイミングでの離脱を決めたのは良かったかな…という感じですね。
結局、4年ぐらい使ってたと思いますが、総決済額700万円に対して、会費除きで17万円程度還元を受けていたので、これまではまあまあ良かったんじゃないでしょうか。ありがとうdカードゴールド。
全体
設定の面倒さは多少あるが、メインカードとしては還元率2%近いので優秀
というわけで、三井住友カードプラチナプリファードにメインカードを切り替えた話でした。
現時点では概ね還元率1,5~2%のカードであり、メインカードにするのに最適ではあるので、選択としては悪くないんじゃないでしょうか。
とりあえず、ぼくの決済はプラチナプリファードに集約させて、不要なカードは解約することにします。たぶん、2枚ぐらいは減らせるはず…。
利用管理もVPassが使いやすくてよい
あと、そもそものところとして、三井住友カードのVpass自体がかなり使いやすいのは大きいですね。他社の使いづらいアプリとはえらい違いである。
(まあ、その点、dカードはアプリ自体は悪くなかったのですが、3dセキュアとかログイン周りの利便性がなー…)
ポイント還元の改悪リスクは高そう(特にSBI証券系)
尚、いつSBI証券でのクレカ投信積立への特典ポイントが改悪されるのか非常に不安ですが、まあクレジットカードにはつきものなのでやむなしですね。
クレカ積立の月額投資枠10万円への拡大という話もあり、そのまま5%還元されるなら月額6万ポイント還元でラッキー!!みたいな話もありますが、普通に考えればそこまでの還元率を用意する必要性がないので、5万円超過分は1%相当とか、他社に流れない程度のポイントが付与される程度が関の山なんじゃないですかねー。