teke teke my life 投資・クレカ・節制編

資産形成・生活コスト低減にかかわる記事置き場です。

クレカポイントと不動産会社ポイントと小売店ポイントを全部取ると割引率バグるよな

クレカ・不動産・小売店のそれぞれのポイントやセールを併用すると想像以上に割引率が累積されるケースがあっておもろいな…と思ったりしたので、簡単にまとめておきます(内情は想像を含みます)。

三井ショッピングパークとかアトレとかその手の商業施設を利用していると、タイミングによっては定番の割引外商品でも20~30%ぐらい割引が効いたりして、ありがたいすわ。

いろんな割引の設定主体

小売店による個別商品のセール

商品の販売主体である小売店の在庫状況や販促目的の個別商品のセールが一番大きい割引です。

ポイント制度がどこまで行っても基本的にはMAX5~10%ぐらいの話なのに対して、個別商品のセールは30~70%など大きいものがあるので、個別商品がセールになっているタイミングで欲しいものを買えるのが一番大きいですね。

自分が欲しい商品が割引対象になっているかという極めて個別性が強いものなので、特定の商品が欲しい場合になかなか狙えるものではなかったりしますが、季節や決算期に合わせて割引対象が増加する類のものではあるので、ある程度タイミングが見計らえるものではあります。

小売店による全品にかかるポイント制度

個別商品のセールとは別に、小売店が継続利用や囲い込みを狙ってポイント制度を設定しているケースが多いです。

常時1%程度といった小さいポイント制度から、10%前後のような大き目のポイント制度まで色々あり、基本的にはすべての商品に割引がかかるため、特にセールになりづらい商品においては大きい割引です。

まあ、家電量販店のポイント制度なんかだと、実質的にはAmazon価格+ポイント分=販売価格だったりするので、割引なのかは微妙なところもあったりはしますが、アパレルの自社ブランドに関するポイント制度なんかは「そこでしか買えない商品」に割引がかかるので、実質的なセールですね。

小売店が小売店として販売を増やしたいタイミングでポイント還元額が増えるため、決算期に応じて割と周期的に増減し、割と読みやすいものになります。
基本的には全商品に一律かかるので、特定の商品が欲しいが待てる場合には安定して追加割引が得られます(無印良品の無印良品週間なんかも実質的にはこの類ですよね)

クレジットカード会社等決済事業者による利用額に基づいた還元

小売店とは無関係に、クレジットカード会社によるクレカ利用の特典として、利用額に基づいてポイント還元がされます。PayPayなど、QRコード事業者によるポイント還元やキャッシュバックなどもこの範囲ですね。

クレジットカード会社等は基本的に加盟店から徴収した決済基盤の利用手数料の一部を利用者に還元し、クレカやQR決済のブランドのシェアを確保しようとして動いているため、基本的には小売店とは無関係な還元になるため、小売店での各種割引システムとは別途実質的な割引を受けることが出来ます。

(特定の小売店だけ還元率が高い場合、小売店からも販促費を徴収しているケース、決済事業会社が販促費をかけてシェア拡大を図っているケースなど色々ありそうなので一概には言えない気もしますが。業界慣行がどうなのかは把握してないです。すいません)

決済事業者の還元は周期的なものというよりは、ベースが決まっているものに加えて、シェア拡大をしたいタイミングで増加するものなので、還元が増加するタイミングは読みづらいです。
ただ、決済事業者の事業動向を見ていれば「この辺でシェア拡大施策を打つだろうな…」というのはわからなくもないので、決済手段の乗り換えを前提とすれば、波乗りしていけるものではあります。
(少し前であればQR決済でしたし、今だとSMBC系カードが頑張ってますよね。次頑張るのはどこでしょうかね)

ショッピングモール事業者等のポイント設定

それとは別に、小売店がテナントとして入っているショッピングモール事業者のポイント制度があったりします。各種百貨店のほか、JR東日本の「アトレ」や三井不動産の「三井ショッピングパーク」、三菱地所の「プレミアムアウトレット」などが代表例ですね。

これはショッピングモール自体の集客力向上のための囲い込み施策のため、小売店単体ではなく、不動産会社などショッピングモール事業者側が主の負担をしているもの(と思われる)で、小売店での割引システムとは別に受けることが出来ます。

dポイントやら楽天ポイントやらが重複して加算可能なケースもあったりしますが、販促費の負担主体の違いによって、ポイントの重複が生じると理解するのが良さそうです。

ショッピングモール事業者のポイント制度の還元率増額も連休など人出が見込めるタイミングなど割と周期性があってわかりやすく、狙いやすいところですね。(逆に、還元率が常時一定の事業者は一定の事業者でわかりやすいので、判断しやすいところになります)

割引率の最大化を目指して

全部取り出来るタイミングと店舗を検討する

上記のようなことを考えると、個別商品の割引はともかくとして、基本的には色々な事業主体が絡む店舗の方が総合的な割引率は高くなることがわかります。
(もちろん、小売店の独自店舗のほうがコスト構造の問題(配送費の関係とか)によって個別に安くなっているケースはあるとは思いますが)

特に、ショッピングモール事業者のポイントは思ったよりも大きく、例えばユニクロや無印良品でもショッピングモールに入っているだけで実質的に5%オフになったりします。

なので、出来る限り安く調達したい場合、大手のショッピングモールにテナントとして入っている店舗の方がより安く調達できる可能性が高いです。
特定の小売店で購入することを検討している場合、小売店HPの店舗一覧から2重取りできそうな店舗を見繕うのが良いですね。

(決済事業者のポイントは当該決済手段が使えれば基本的にかかるので、クレカ選びなどを事前にしておけば問題ないです)

小売店HPとショッピングモール事業会社のHPを見れば還元増加時期はだいたいわかる

あとはタイミングですが、ポイント還元の増額がある場合はだいたい小売店のHPやショッピングモール事業会社のHPに掲載があるので、各HPを参照すれば概ね情報収集可能です。

小売店のポイント増額はあまり事前告知されないので難ですが、ショッピングモール事業者のHPにはかなり前の段階から増加時期が告知される印象なので、ここ1カ月間ぐらいで買えりゃいっかなーというような物品であれば、確認してみると良いタイミングは図れそうです。

全体

ベースで10%~20%ぐらいの割引がかかったりするので、お得感はある

広告宣伝費に相当するものが各社の思惑で出ている関係で、全部重ねると割引率がおかしくなることが割とよくあります。
例えば、小売店のポイントで5%、ショッピングモールのポイントで5%、決済事業者のポイントで2%とかの現実的なラインでも12%オフです。(なお、各社はその割引率でも十分儲かるので、Win-Winではあり、想定外の消費行動でもないはずです)

年間で50万円ぐらい服飾や生活用品・インテリアなどに使うとすると、5万円分ぐらいは出てくるので、お得感はありますね。別にセール品とかに限らず、定価販売品にも割引がかかるのがポイントです。

あんまりこだわってもしゃーないのはそう

とはいえ、所詮は実額でいうと多くても1回あたり数千円の世界です。お出かけのついでに…とか、その程度でやる程度の話ではありますね。

ちりが積もれば山となる系の話ではあるのですが、欲しいものを欲しくなったときに許容可能な価格で買えればそれでいい話ではあるので…。あんまり厳密にお得を取りに行っても幸せにはなんねぇんだよなー。