teke teke my life 投資・クレカ・節制編

資産形成・生活コスト低減にかかわる記事置き場です。

三井住友カードプラチナプリファードのクレカ投信積立ポイント特典の改定のまとめ(単純な改悪とも言えない…)

5%の高還元率が魅力だった三井住友カードプラチナプリファード、SBI証券への積立金額が5万円から10万円に増加する中で、条件改悪するのではないか…と言われていましたが、とうとう改定の告知が出ました。

従前比でどう変わったのかを自分の整理のためにまとめておきます。

(蓋を開けてみると基本は改悪方向なのですが、改悪前のボーナス期間6カ月で実質補填されており、改悪なような、横置きなような…と折衷案的な改定でした。)

「三井住友カード つみたて投資」サービス内容改定のお知らせ|クレジットカードの三井住友VISAカード (smbc-card.com)

2024年5月~10月分のクレカ投信積立のポイント還元率

当初6カ月間は完全なボーナス期間で5%還元継続。11月以降引き下げ分の補填?

当初6カ月間の間は5%の付与率が増加分+5万円部分にも効くという処置が施されることになりました。11月分以降基本的に改悪になる分の補填なんですかね?

これは結構オドロキですね。もともと、年会費33000円のクレカなので、さすがに単純な改悪は不味い、ということですかね。

まさかの太っ腹ボーナス期間。

10万円積立に変更すると、6カ月で30000P溜まる(従来比+15000P)

従来の5万円積立でも月2500ポイントたまっていたのに、本件後10万円になると+2500ポイントで月5000ポイントたまります。

6カ月間で合計30000Pたまるので、「直近でプラチナプリファードを契約した人にも損はさせませんよ」というメッセージ出しに見えますね。

Twitter(現X)上で11月以降の改定利率だけ見て「不利益改定だ!」と言っている方が散見されますが、一応、2024年に関しては見込んでいたポイントは確保できるようにはなってはいます。

2024年11月分以降のクレカ投信積立のポイント還元率

無条件で1%、300万以上で2%、500万以上で3%は結構な引き下げ

で、肝心の2024年11月以降です。
無条件で還元されるのは1%のみ、300万円以上で+1%、500万円以上でさらに+1%のMAX3%還元となっています。

これ、ボーナスがついてはいるのですが、実態として獲得するのはかなりしんどめのハードルで、普通に使っているだけだと300万円以上で+1%すら厳しいんじゃねぇかなーという感じです。

500万円以上はさすがに単一クレカでの決済額ではまず届かないですね…。

急激にしょっぱい利率。無条件で2%じゃ駄目だったんか?

年間MAXは3%なら36000P、2%なら24000P、1%なら12000Pで基本ダウン

獲得できるポイントのMAXですが、500万円以上利用時であれば従来比でも+6000ポイント狙えます。
一方、300万円以上利用時だと-6000ポイントと減少、300万円未満の利用だと-18000ポイントと大幅減になります。

前述の通り、利用額300万円は結構たいへんなので、普通のひとはだいたい-18000ポイントになる感じですね。
いやー、えぐいぜ。おれも500万円はさすがに無理…(サピックスとか高額教育費はクレカ使えないし…)

しかもボーナス分は継続翌月付与の条件付きなのがエグい

しかも、この年間300万円以上で+1%のボーナス、還元タイミングがプラチナプリファード継続時なんですよね。翌年会員費33000円を払わないと返ってこないという…。

従来の設計であれば、翌月に5%まるまる還元されていたので、翌年度継続しない場合でも年会費はクレカ積立だけでほぼペイされていました。
本件後以降はペイしない上にやめるタイミングも難しくなります。会社に都合の良い設計で、よく考えられてますね…。

(参考)三井住友カード(NL)・三井住友カードゴールド(NL)の改定について

条件付きになり、10万円以上利用の場合だけ還元に引き下げ

通常カードであるNLとゴールド(NL)についても、改悪方向の変更が行われており、そもそも前年10万円以上利用していないと0%還元になりました。エグい。

これはゴールドの表だが、燦然と輝く0%の文字。

10万円以上利用している場合は通常カードであれば0.5%、ゴールドなら0.75%です。
なお、ゴールドの場合は100万円以上利用で従前同様の1%に達します。

通常還元率が0.5%のカードで利用条件付与されるのはちょいきついよね

一方で、NLもゴールドも実は通常ポイント還元が0.5%という大きな弱点があったりします。

まあ、10万円利用で年間6000Pや9000P還元はまあ割に合う気はしますが、ゴールドの100万円以上利用で12000Pはさすがに割に合わない…。

あと、10万円以上利用もサブカードで10万円以上利用を厳密に管理するのは結構ダルいので、10万円のバーも絶妙に面倒です。厳しい。

全体

というわけで、2024年はボーナス期間もあって若干プラスになる改定なのですが、2025年以降は結構マイナスが大き目で、どうしよっかなーって感じの改定でした。

いやー、なんとなく年間30000ポイントは政策的に割ってこないんじゃないかなーと思っていたのですが、割ってきましたね。さすがに利用者減るんじゃねーかな。

とはいえ、三井住友カードプラチナプリファードがメインカードにするにはきわめて使いやすいのは事実であり、300万円以上使えるなら従来比で-6000P、会費との差額も9000円相当とそこまで大きくありません。

実質基本2%還元のポイントなのもあり、300万円以上使えるならまだ使えなくもないかな…という感じではあります。300万円以上使えるかな…どうしましょうかねー。

他のポイントプログラムも含めて良いカードなんですけどねー。悩ましいすわ。