teke teke my life 投資・クレカ・節制編

資産形成・生活コスト低減にかかわる記事置き場です。

インデックス投信・個別株・債券ってどれ買うのがいいんでしょうね、とか考えてたり

掲題の通り、現状の環境下でどう考えればよいのだろうかなーという思考です。

とはいえ、ぼくは金融商品の購入が一部制限されている立場なので、原則として個別株が購入できず、あくまで思考実験に過ぎないわけですがー。

なお、この記事は僕が日経やらなんやらをボケーっと眺めたり、四季報を眺めたりしながら思っていることなので、全編、ぼくの印象とお気持ちです。
信ぴょう性はなく、裏付けとなるデータもないものですので、ご承知おきください。

現状認識をだらだら

株価とか

僕が勝間和代の著作(お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書))にそそのかされて細々とインデックス投信で投資活動をし始めた2010年ごろは日経平均1万円ぐらいのところでした。

その後もちょろちょろと動きながらもそんなに変動はなかったのですが、アベノミクスからポーンと上がり、さらにコロナ禍でポーンと上がり、足元4月以降のPBR1倍目標ブームでポーンと上がり、と中々高い位置に来ています。

10年前を超えるとさらに低いとは思い難い上がり方だな…

まあ、2023年4月以降のところに限って言えば、少し前までバリュー株がとても過少評価されていた節はあり、足元でも多くの企業のPERが15倍前後なところからすると、異常な高値というわけでもない気がしますね。いままでの目線が安すぎた、というのが正解に見えます。

いまでも、化学とか不動産とか、構造的なリスクを抱えている業種はやっぱりリスクプレミアムが乗っていて業種全体が指標に対して割安ですし、健全に評価されるべきものが評価されたのかなーという印象があります。

また、インフレが進むことが予想されている中では、預金よりもモノのほうが価値があるわけで、株式は金融資産ではあるものの、インフレにより値上がりするモノ寄りのものです。

その点、デフレからインフレになる中では、全体の値上がりは当然であるような気はしますね。

景況感とか

景気はすごく良くなることもないでしょうが、金利が上がっても企業業績は全体として意外と無難に推移しそうな雰囲気です。
特に日本の国内相手の商売に関しては、最終消費者に影響する値上げが意外と受け入れられる、ということがわかったので、以前よりもだいぶ商売しやすそうですよね。

あと、中堅・大企業は財務基盤が以前にもましてかたくなっているので、よほどの即死イベントがなければ、何回かは波を超えられそうな印象があります。

為替や金利とか

あとは、為替動向と金利動向ですが、金利は上昇傾向なのでしょうが、為替は正味読めないです。

為替動向、長く付き合っていればいるほどよくわからん。

円高になりづらいだろうとは思われますが、長期的には200円になってもおかしくないし、100円になってもおかしくないです。

まあ、読めるなら、過去あんなに通貨オプションで多数の企業が莫大な為替差損を出してないですわな。

直近でも、150円タッチしてから130円まですっと戻ったりしてるわけだし…。

インデックス投信(or ETF)について

株式系は相変わらずベターな選択肢

まあ、環境が変わったとしても、結局インデックス投信(特に株式)はすごくベターな選択肢なんですよね。分散投資できるし、何も考えなくても積み立てできるし。

すごく値上がり益が得られる余地があるかというと若干?が付きますし、ここ5年ぐらいのぬるま湯みたいな相場環境からすると値下がりする可能性もずいぶん高そうですが、年数%物価が上がる中では、現預金の形で持っているよりはマシだと思います。

尚、インデックス投信買うなら基本は三菱UFJ国際投信(現三菱UFJアセットマネジメント)のeMaxis slimのシリーズでいいかなと思います。手数料最安値キープ、ファンドの規模が大きい、という2つのポイントを両方満たしているのが強いです。

別に日本株外す必要なくねー?

インデックス投信を買う場合に、何を対象とした投信にするかがポイントになりますが、個人的には「先進国(日本含まず)」ではなく、「先進国(日本含む)」で買っちゃっていい気がするんですよね。

いや、日本企業オワコンやろ、みたいな話はよく言われるのですが、日本オワコンリスクプレミアム分価格が割り引かれている一方、オワコンでない米IT企業は指標ベースでいえばとてもお高く、すでに価格に織り込まれているわけで、「いいじゃん、両方買えば」という感じです。将来どうなるかわからんしな。

(ぼくは日本株は特にTOPIXベースで過小評価気味だと思っていたので、どちらかというと、TOPIXを指標とした日本株インデックスを多めに買ってたりしました。)

債券系はあんまりよい印象ないんよな

一方で、債券系のインデックス投信はうーん、という感じですね。僕もずっと買ってるけど、あんまりよい印象はないです。

昔は株と債券で分散投資!株が悪くなったら債券の価格上がる!という感じで債券系のインデックス投信買ってたのですが、傷が浅くなるというほどでもないな…という感じです。

その点、リスクに晒したくない資産を置いておくところと単純に捉えるのが良いのかもしれません。割合としてはかなり少なくてもいいかもなー。

あと、債券のインデックス投信の値動きってわかりづらいんですよね。単独の債券みたいに償還まで持ち切るみたいな概念がないのもありますし。

それなら、普通にわかりやすい長期の米国債とか買っちゃったほうがもういいのでは…と思わなくもないです。

リートや新興国株式とかも必要性はあんまり…

ほか、リートや新興国あたりが属性としてはあると思うのですが、リートや新興国を買っててよかったなと思うこともあんまりないです。

ミドルリターンハイリスクな印象もあり、結局先進国株式で良いのでは…という感覚はありますね。

個別株について

日本株はアリな気がするんよなー

前提としてぼくは個別株に手を出せない人なので、資産運用としての実感はあまりないのですが、四季報などをウォッチしていたり、購入できる人と話したりしている限り、日本の中堅企業の個別株はまだまだよさそうな印象があります。

投資素人がちょっとでもプラスを出そうとするのであれば、日本の中堅企業の個別株なのかなーという感じですね。いや、中堅企業って言っても、規模的には十分超大企業なのですが。

日本の中堅企業の分析は不足してるのでは

結局、アナリストが分析対象としたり、一般的に投資の対象とする株式って超有名企業だったり、特定のテーマが持ち上がってきたときに検索に引っかかる企業というだけで、実際のところ、丹念には見られてないんですよね。

特に、日本市場は海外からすると、言語の壁もあり、余計と情報入手が難しいわけで。

幸い、日本語話者の我々は決算説明資料を見るのも簡単ですし、有価証券報告書もささっと読めちゃいますし、引っかかった会社をちょっと分析してみればだいたい様子はわかりますので、その点有利です。

なので、四季報を丹念に見たり、日常で消費者として会社との接点を持った際の気づきから、この会社強そうなのに指標的に割安やなとか、この会社指標的には普通だけど、伸びそうな事業やっとんなとか、そういう丁寧な情報収集から、会社を拾って買うとかは全然ありだと思います。

全体的に相場が引きあがったとはいえ、まだまだそういう会社がありそうですしね。もちろん、分散投資が前提になると思いますが。

とはいえ、バリュー株以外はちょっとね

ただ、指標的にも高めなのに、そんなに成長や利益水準改善の余地がない会社を買ったり、そもそも業績が安定していないベンチャーを買うのは、一般投資家としてはあまりよくない感じはしますね。

結局、上がらなかったり、多少下がったりしても、持ち続ければそのうち原点は越すやろ、という投資が一般投資家の強みなので。遊びで買う分にはいいと思いますけど。

買う対象の属性的にはグロースよりバリューのほうが心安らかに過ごせるのではと思います。

海外の個別株はどうだろね

海外株に関しては、僕はウォッチすらしていないのですが、海外の個別株は値動きの激しさもさることながら、よほど英語が堪能でなければ企業の分析もハードルがありますし、消費者目線での感覚的な事業の分析もできないと思うので、インデックス投信でまとめ買いするぐらいがちょうどよいのでは…という感覚ですね。

個別株は、あくまでちょっと自分はその業界の解像度が高いとか、プロが分析するには割に合わないとか、そういうところで益が出るもののような気がするので…。

債券について

米国債を分散で買うのはありなのかも

金利がずいぶん上がってきたので、いま米国債の残存期間が10年ぐらいのものとかを買うのは悪くはなさそうだなーと思ったりしています。別に20年のものを買ってもいいのですが、20年ってちょっと長すぎる感じもするよね(10年でも長いが)。

持ち切れば値下がりするリスクがないのはわかりやすいです。

利回り的にはいいよね。

ドル建てだと為替影響ありますが、為替もまあ、どちらかというと円安寄りに行きそうですし、最悪、かなり円高に行っても、日本で生活している分には生活自体が楽になるのでトントンですしね。

ただ、150円近辺でドルに変換したいかという問題はあるので、130円台ぐらいになるタイミングでドルにしたい感じはしたいのですが。

そんなタイミング来るかなー…。この辺は難しいですね。

分割してドルコスト平均法でやっちゃうのが一番いいんでしょうね。毎月どっかで一定額のドルを買うかー。

個別企業の債券も企業によっては悪くなさそう

(いや、これもぼくは購入できないのですが)

もちろん、クレディスイスのAT1債券みたいなイベントが発生する懸念はあるのですが、個別企業の債券も悪くはない気がしますね。

10年とかで持ちたいかというと微妙なところはありますが、残存期間5年ぐらいなら全然買えそうです。

米国債比で少し利回りが良い

尚、最近は下火ですが、EB債とか日経リンク債とかの仕組債は基本的に手を出さない方がいいかなーと思っています。
個別株の延長線上で、リターンを制限する代わりにリスクを若干制限し、一定以上突破したらリスク全被りという商品で、株式寄りです。上手く使う分には良いですが、債券として買うものではないので…。

(先日、結局EB債買ってノックインした場合でも、持ち続けてれば現状の株式相場考えると結局大幅にプラスになってるよなー、と思ったりはしたのですが、まあ、そのタイミングで損が顕在化したのはそうなので)

ただ、さすがにここまで相場が上がってくると、ノックイン2万円前半の日経リンク債があった場合にさすがにタッチしないやろ…みたいなのはそうかもなーと思わなくもなかったりするので、仕組債も使いようだよなーとは思います。

(その点、EB債や日経リンク債が意外と人気があったのは、意思決定をする際に、利益が見えやすいのと、損失確定のラインがわかりやすいから、というのはありそうな気がしますね。金額もわかりやすいし。)

まとめ

とまあ、だらだらっと感覚的なところを書きましたが、

  1. インデックス投信で全世界株式を買うのが基本
  2. 日本の個別株でここはというところがあれば買ってみても良いかも
  3. インデックス投信で先進国債券買う代わりに、米ドル建て債券を買うのはアリかも

というのが現状の僕の感覚なんですかね。とりあえず、もうちょっとドルを持ちたいので、ドルを買う口座も含めて、少し考えなきゃなぁ…。