配偶者の収入が育児休暇明けに増加しているのを年末調整のときに反映し忘れた結果、「配偶者控除ないんじゃねーの?」と会社経由で税務署から税務調査が入ったので、修正申告をしてきました。結構迷って時間がかかったので、記録しておきます。
迷わなければ30分ぐらいで出来そうです。
尚、最近スマホ納付が推奨されているのですが、スマホからは修正申告は出来ません。修正申告はPCからのWeb版のみの特権です(それがわからずに税務署に電話までしてしまいました)。
(通常、2000万円超の年収がない給与所得者は確定申告しなくてもいいので、会社経由で追徴課税の納税をすれば終わりのはずなのですが、近年、eTAXで簡単に申請できるので、なんとなくふるさと納税の寄付金控除の申請を確定申告でやっていたため、修正申告が必要になってしまいました。)
①全体の手順とポイント
ステップ的には以下の5ステップ。全体像がつかめれば、あんまり大変ではありません。
- 確定申告書等作成コーナーの修正申告コーナーに入る
- 昨年の申請内容を入力する
- 修正申告部分を入力する
- 印刷する
- 最寄りの税務署で修正申告書を提出し、窓口で追徴課税分の納税を行う
※(郵送+コンビニ納付もできます)
ポイントとしては、以下のあたり。太字の部分が主に罠ですね。わかりづらすぎます。
- 確定申告書等作成コーナーの修正申告コーナーを使えば、簡単に作成できる
- PCで作成した際のdateファイルが残っていればそれを再利用できる
- PCからしか作成できない(スマホ版は×)
- 当該年度の確定申告をスマホでやっていた場合、スマホのdateファイルはPC版に流用できない
②確定申告書等作成コーナーから作成する
【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ (nta.go.jp)
「新規に更正の請求書・修正申告書を作成する」を選ぶ
というわけで、詳細手順です。まずは確定申告書等作成コーナーにアクセスして、下の方にある「新規に更正の請求書・修正申告書を作成する」を選びましょう。
提出方法
提出方法のページはどれでも良いのですが、どうせ納付しないといけないし、カードリーダーがなければ印刷納付一択です。
事前確認ページ
特にやることはないので、「利用規約に同意して次へ」をクリック。
対象年・対象の申告の選択
対象の年・申告内容を選択する画面になるので、対象年を選択して、確定申告なら「所得税の是正の請求書・修正申告書」を選びましょう。
最初から作成か、以前の申告データの利用をするか
以前PCから確定申告した際のdateファイルがあれば、「確定申告書データ利用」を選択、スマホから確定申告した場合や、PCで確定申告したdateファイルがなければ「作成開始」です。
③修正前の確定申告書内容の入力まで
各種入力画面
まずは生年月日を入力します。
次に、前年の内容を入力。
尚、確定申告の控えがない場合、確定申告書等作成コーナーで再作成した内容で入力していけば良いです(ぼくはスマホからやって、控えを取っていなかったので、再作成して入力しました…)。
④修正内容の入力まで
次に、該当する修正項目を選択。配偶者控除・配偶者特別控除なら「配偶者(配偶者特別)控除」です。
修正内容を入力していきます。
修正結果に基づいた追加納税額が自動計算され、表示されるので、「入力終了(次へ)」をクリック。
何故修正が必要になったか入力します。必要性がよくわからないが、ちゃんと入力しておきましょう。何か言われたら面倒ですし。
⑤提出準備・印刷
納付の仕方の案内が表示されます。税務署窓口に持っていくつもりなら、窓口納税で良いです(事前申請などは必要なく、手数料もかからないですし、何よりも安心感があるので、税務署に持っていく方が良いかとは思います)。
下の方に氏名・住所などの各種入力フォームがあるので、入力しておきましょう。
マイナンバーを入力すると、次が印刷画面なので、印刷して完了です。
⑥税務署に持っていく
確定申告書の季節であれば、確定申告の提出窓口に持っていっても良いです(別に本年度でなくても受け取ってくれる)し、そうでなければ普通に窓口に行って提出しましょう。尚、基本的に、税務署職員は納税者にめちゃくちゃやさしいです。
提出時に、窓口納税したい旨を伝えると、納税カウンターの場所を教えてくれるので、そこで修正申告書の控えを見せて、追徴課税分を納税しましょう。
一応、提出当日に納付しないといけないらしいです。尚、おつりはでます。追徴課税の納税まで終われば、一旦完了です。この辺は大変なようで、意外と楽ですね。
⑦加算税を払う
そのうち、加算税(税金納付が遅れたことに伴う期間の利益分の支払い)の通知が来るので、コンビニで払いましょう。余程追徴課税額が大きくない限りは、そんなに大した額にはなりません。